その他の情報!

海洋散骨体験クルーズ『実体験をして分かったこと』まとめ

更新日:

海洋散骨 体験 クルーズ

徐々にその件数が増加傾向にある散骨。

その中でも海洋散骨について、
アナタはどれだけの事をご存知ですか?

今回、
海洋散骨の体験クルーズという、
貴重な経験をさせて頂いてきましたので、
その体験をもとに、
海洋散骨についてまとめていきたいと思います。

ということで、
海洋散骨体験クルーズ『実体験をして分かったこと』まとめ
をお送りします。

 

スポンサーリンク

 

海洋散骨の話の前に

本題である、
海洋散骨についてのお話の前に、
なぜ石材店である私が、
海洋散骨体験をしてきたのかをご説明したいと思います。

やはり石材店や各寺院様方におかれましては、
散骨について、
『大反対!!』
とか、
『激怒!!!』
されている方もいらっしゃるかと思います(笑)

私としては、
元々、
散骨に対するイメージとしては、
とても中立的な考えでした。

「施主様や故人様がそれを望むのであれば、
外部の人間が止めることではないだろう」

という考えですね。

イタズラに、
「ダメだ!」
「あんなもの供養じゃない!」
とは言いたくありませんでしたし、
反対意見も賛成意見も、
やはり自身で体験してからの方が、
その言葉にも重みが出るというものです。

と、偉そうなことを言ってはいますが、
私個人で行ったとか、
私が単独で主催したとかではなく(笑)
毎度おなじみ、
横浜技能育成委員会主催で、
今回のお話が始まったのです。

これは面白い!と参加をしてきた所存でございます。

 

それに、
『敵であり競合である』
との見方をする時にも、

古来より、
「虎穴に入らずんば虎子を得ず」
「百聞は一見に如かず」
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」
などと言われています。

やはり強敵とみなす場合には、
体験してしまう方が手っ取り早いと思った部分もありますね。

 

今回体験させて頂いた散骨業者様について

散骨業者は数あれど、
今回、貴重な体験をさせて頂いた業者様は、
株式会社ハウスボートクラブの、
『ブルーオーシャンセレモニー』さんです。

ハウスボート代表取締役の村田ますみさんは、
若くして、
一般社団法人日本海洋散骨協会の代表理事も務められております。

この海洋散骨協会では、
法的整備が行き届いていない散骨について、
公序良俗を守ったルールブックの作成などもされており、
法的にグレーと称されている散骨についての問題にも、
真摯に取り組まれておられます。

おそらくは、
法規制の整っていない現在の状態では、
有象無象の悪徳?とまでは言えないかもしれませんが、
適当に行ってしまう業者も存在するのではないかな、と思えますし、
これらのルールブックにおいては、
公的機関からも採用される条項が数多く存在しているそうです。

また、
【ブルーオーシャン】という名前では、
なんとカフェも同名で経営されており、
【終活カフェ】として話題を集めています。

このカフェの様子は、
TVをはじめ、各種メディアに取り上げられ、
なかなかの知名度になっていますね。
(山田邦子さんが取材されたことも)

こちらのカフェでは終活の一環として、
ビックリですが、
【入棺体験】まで行うことが出来るらしいですw

えぇ、『棺桶に入る体験』ですね(笑)

ちょっとやってみたいような・・
ちょっと怖いような・・・?

とにかく話題性抜群ですよね!

 

スポンサーリンク

 

散骨クルーズの流れ

  1. 乗船
  2. あいさつ&案内
  3. 出航
  4. 故人へ献花(船上お別れ会)
  5. 模擬散骨
  6. クルーズ
  7. 質疑応答

順に見ていきましょう!

 

乗船からあいさつ、出航まで

散骨クルーズに出る船着き場は、
勝どき駅からほど近くとなる、
『朝潮小型船乗り場』になります。

こんな感じです。

朝潮小型船乗り場

朝潮小型船乗り場 クルーザー

「船に乗る」って、
普段あまりしないことですから、
なんかワクワクしますよねw
(釣りなんかする人は別ですが(笑))

散骨クルーズ 船着き場

船着き場から、
いざ乗船し、出航です!

散骨 セレモニー

クルーザーは、
屋外と屋内の二階構造になっており、
雨天などの場合にも、
屋内で過ごすことが可能なので、
問題ありません。

まずは屋内にて、
あいさつと案内から。

左側に見えるのは、
故人様の写真と簡単な祭壇になります。
※遺影は船長です(笑)
※ちなみ船長と代表はご夫婦です。
(どうでもいい?(笑)名字が一緒だったので質問しましたw)

 

船上お別れ会

まずは喪主挨拶を行います。
その後は、
お線香をあげます・・・
と言いたいところですが、
船上で船内ですので、
お線香を使うことが出来ません。

その代わりに、
1名ずつ献花をしていきます。

船上お別れ会 献花

全員が終わったら、
送り鳩と命名された、
水に溶ける紙製の手紙に記入します。

コレです。
散骨 送り鳩

コチラの送り鳩に名前とメッセージを記入します。
後にお骨とセットで海に投下します。

 

いよいよ散骨体験!

下準備が終了し、散骨ポイントまで到達したら、
いよいよ散骨です。
(散骨ポイントまで結構な時間がかかりました(一時間以上?))
(セレモニーを行う為にゆったりとクルーズしていたそうですが)

後方デッキから、
花びらと送り鳩ともに、
やはり水に溶ける紙に包まれた疑似粉骨を散骨していきます。
(人数分に小分けされています)

疑似散骨

散骨後は、
船上デッキに移動し、
最後のお別れとして祈りを捧げます。

スカイデッキ 散骨
※スカイデッキはとても開放感があり、爽やかでした。
(天候に恵まれないと厳しいですが)

黙祷し、
船長が鐘を10回鳴らします。

そして最後に汽笛を鳴らしお別れです。

散骨ポイントを三周して、
あとはクルーズを楽しみながら港へと戻ります。

※ちなみにですが・・・・
「性格が悪い!!」と言われそうですが・・・・

「その10回のベルと汽笛と三周って回数などはなんか意味あるの?」

って聞いちゃいましたwwwww

えぇ、やはりというかなんというか、
『意味はない』だそうです(笑)

 

クルーズ中のサービス

クルーズ中は、
飲食のサービスが充実していました。

客室内にバーカウンターが併設しており、
そこで色々な飲み物を提供してくれます。

乾きもののお菓子と、
帰り道には、
簡単なオードブルも出され、
単純にクルーズとして楽しかったですね。

それもそのハズ、
このクルーザーでは、
普段はパーティープランも演出しているのです。

船内にアルバムがありました。
千原ジュニアさんや、
AKBの・・・誰だったかwの撮影に使われたりと、
レジャー方面でも人気のクルーザーなんですね!

ハウスボートクラブのHPにメディア掲載例がありました。

ハウスボートクラブ パーティー メディア画像引用元:http://www.hbclub.jp/

確かに、
レインボーブリッジや羽田空港など、
各名所や、
ナイトクルーズになれば、
湾岸部の夜景など、
素晴らしい光景でしょう。

クルージングとして、
楽しめそうですよね!

 

散骨どう思う?

実際に散骨体験をしてみての、
私の見解を述べていきたいと思います。

 

散骨は石屋や寺院にとって敵となり得るのか?

これ、難しいテーマだと思いますが、
答えは2~3割はイエスかな、ってところです。

石屋はお墓を建てないと食っていくことが出来ません。

そういった意味合いでは、
散骨の件数が増えれば増えるほど脅威である、
という見方が出来そうです。

 

しかし、
私が思うに、
葬送方法の自由化を止めることは健全ではないと考えます。

お墓に限らず、
どのような物、事、決まり、国、
であっても、
必ず、そのうちに淘汰されます。

それは世の理であり、
さらに言ってしまえば、
むしろ仏教において、
それを説いていますよね。

盛者必衰、諸行無常の考え方は、
他でもない仏道の教えですからね。

お墓で考えても、
100年前、200年前、300年前と、
比べてみれば、
どんどんと形式が変わってきていることが分かると思います。

最近で言えば、
IC式納骨堂や、
芝墓地、樹木葬なども、
広義的に言えば、
お墓の一種、と言って差し支えないでしょう。

その中で永遠に形の変わらぬ物は存在しえません。

であるならば、
散骨も、
これから先々の、
葬送方法の一手段として、
認められても良いのではないでしょうか。

また、
敵かどうか、
という視点だけで考えれば、
ある種、味方である面もあるのです。

「やはりすべてのお骨を散骨してしまうのは忍びない」
「体験してみたが、お墓の方が良いかな」
「親戚がどうしても普通のお墓を建てろと」

こういった理由から、
お墓を建てる方に戻られる方も、
少なからず存在するようです。

特に、
『散骨もするけどお墓も建てる』
といったケースは非常に多いらしく、
ブルーオーシャンセレモニーでも、
提携石材店に建墓をお願いしたことがある、とのこと。

そういった意味合いから考えると、
目くじらを立てて、
「散骨は悪だ!」
と唱えるのも考え物ですよね。

 

じゃ、散骨する?

まぁ石屋が散骨するって言ったら、
後ろ指差されてしまう部分もありますがw

それらの立場を抜きにしても、
私は海洋散骨は苦手です。

一消費者として考えるなら、
普通に建墓すると思います。

なんというか、
感覚の問題ですけど、
特段、海が好きって訳でもありませんし、
逆に地に足付かない感じがして・・ね(笑)

「仄暗い水の底から」
なーんていうホラー映画もあったように、
海の底に沈んでいくイメージは、
私個人としては、
あまり気持ちの良いものではないかな、と。

普通に石の中の方がいいですね。
石屋だし(笑)

それに時間がかかり過ぎるんですよねー・・・
行って帰って2時間から3時間はかかるのが普通のようです。

もちろん、
委託散骨をお願いしてしまえば解決はしますが・・・
それじゃ味気ないしねぇ?

普通の埋葬供養なら、
長くても1時間あれば事足りてしまいますから、
なんとも時間的、肉体的負担も大きいのかな、
と感じてしまいました。

 

また面白い話ですが、
セレモニーの船員さんに聞いてみたんです。

自分も散骨するの?って。

答えは「分からない」だそうです。

最近よくある話の、
複数の墓守をする立場にあるそうで、
それらをどうしていいものか、
まだまだ検討中とのことです。
(おそらく30代~40代程度の男性)
(以前は葬儀社に勤めていたそうな)

それを売っている立場側も、
絶対に同じように利用する訳ではない、ということですね。
(村田代表はお母様を散骨されたようですが)

 

蛇足ですが・・・あんまり否定的なことは書きたくありませんが・・・

父が言っていたのは、

「昔はし尿処理を海にやってたんだぞ?そんなのと同じ扱いって・・・」

う、うむ。
大いなる海はク〇もホネも同じように包んでくれ・・・・

 

散骨は合法?違法?

コレも面白い話なんですよね。

ブルーオーシャンセレモニーさん側は、
公序良俗の配慮や、
今までの経緯、
ルールブックの制定など、
かなり気を遣いつつ、
合法を訴えています。

もちろん、
取り締まられたという事例はないので、
違法ではないでしょう。

対して、
先日埋葬の時にお坊様がチラッと訴えていました。

「散骨は一部散骨なら反対ではないが本来は違法だ」

という風に、
法話をなさられたのですね。

海は日本の物なのだから、
勝手に撒いて良い訳がない、
という主張です。

立場が違えば、
主義主張も180度異なってくる、という訳ですね(笑)

まぁ結局のところ、
海洋散骨は、
自治体の土地ではなく、
日本の領海になりますので、
自治体側としては、
条例で強制的に禁止することは出来ず、
もし法的規制を行う場合には、
日本国の法律改正が必要になってくる、ということでしょうか。

※山林など陸地での散骨については、多くの自治体で禁止条例が出ています。
※海洋散骨に関するルールやガイドブックの配布を行っている自治体も存在します。


散骨の法律についてはコチラ。

 

スポンサーリンク

 

まとめ

ある種、
否定的な意見も述べてしまいましたが、
私個人としては、
体験した現在でも、
あくまで中立的な意見であり、
「やりたい方はやればいい」
という考え方です。

これだけ世の中に自由思想が広まってきた現在ですから、
保守的な考えに囚われる必要はありませんからね。

-その他の情報!
-, ,

Copyright© 横浜日野公園墓地の米陀石材店 , 2017 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.