横浜日野公園墓地の米陀石材店

日野公園墓地の米陀石材店がお墓に関することをまとめていきます

お墓のトラブル回避【保証書は絶対必須?実際の補償内容とは】

   

保証書 墓石 トラブル

お墓でのトラブル、嫌ですよねぇ。
昨今ではトラブルに対して保証書を出す石材店も増えてきています。

しかし、それって本当に意味があるのでしょうか・・・?

ということで、
お墓のトラブル回避【保証書は絶対必須?実際の補償内容とは】
をお送りします。

ちょっと、おかしなトラブルがあったので、
記事後半では実例を基に考えたいと思います。

 

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お墓のトラブル種類

  • お墓が傾く
  • 石が欠けた
  • 石の色が変わった
  • etc

色々あるとは思います。


お墓のトラブルまとめ【香炉が壊れた!!】御影石が割れる時

では実際に無償で修理が可能なケースって存在するのでしょうか。

保証書が有効なケース

保証書では、
基本的に【施工上の瑕疵】があった場合に有効となるものです。
瑕疵(かし)とは、

か‐し【×瑕×疵】
1きず。欠点。また、過失。
2法律上、なんらかの欠点や欠陥のあること。

引用元:https://kotobank.jp/word/%E7%91%95%E7%96%B5-461925

ということ。

要は、墓石が建ったは良いが、
いきなり傾いているだとか、
欠けやキズがある状態といったところでしょうか。

そんなのは保証書があろうがなかろうが、
真っ当な石屋なら直して当然ですよね。

ただ、基本的な注意書きとして書かれていることとして、

  1. 天災(地震や火災など)を除く
  2. 経年劣化を除く
  3. 施工上以外の理由によるものを除く

などが記載されているハズです。

それもそうです。
地震で被害が出た!なんて場合には、
周りの墓地だって同じような状況でしょう。

それら全てを無償で修理していたら、
石材店も潰れてしまいます(笑)

逆にこれらまで保証する内容になってくると、
それは石材店が無料で発行する保証書のレベルではなく、
保険営業の分類になってくる話です。

探してみると、
ちょこちょことはあるようですね。

月額制だったり、
外柵は保証対象外だったりと、
安心を買うとは言っても、
ちゃんと契約内容の確認はしないといけなさそうです。

【完全無料】での保証などは存在しませんね。

大事なのは保証書の有無ではなく石屋との信頼感

「保証書があるから」と声を大にしていったところで、
上記の様に保証対象外であるケースが非常に多い訳です。

石材店が発行する無料の保証書というものは、
あくまで『施工上の瑕疵があった場合のみ』ですからね。

墓地完成後の引き渡し時に、
ちゃんと確認し何かおかしな所があれば、
すぐさま直してもらう、
その程度のお話だと思うんです。

時間が経ったら経年変化の影響だったり、
地震の影響だったりする可能性も出てきますので、
あからさまな施工上の瑕疵は、
やはり施工直後にしか認めることは出来ないのではないでしょうか。

『保証書がもらえれば安心・・・』

というよりも、
まともな石屋なら、
その程度の保証は保証書の有無に関わらず対応して当然、ということですね。

 

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イチャモンと言う他ないクレーム事例

なぜ、今回の記事を書いたかと言えば、
クレームと言う他ないケースがあったからです。

墓地のトラブル内容としては『香炉の欠け』です。
ご年配の姉妹でいらした方です。

客「香炉が欠けているんだけど、交換できますか?」
私「へ?えぇ、まぁ勿論、交換は出来ますが・・・」
客「お金掛かりますよね?」
私「それは当然」

いやいやいや、当たり前ですよね。
何で無償交換しなければならないんですかw

私「そもそも当店のお客様でいらっしゃいますか?」
客「えぇ、数年前に埋葬した○○です」
私「あぁ、○○さん、お世話になります」

何故こう聞いたかと言えば、
他店さんの手桶を持って、
そちらでお花を購入されていたからですね。

埋葬以来ほとんどお見受けしておりませんでしたので、
失礼ながら顔も覚えておりません。

私だって人間ですし商売をやっている以上、
出来ることならお花だって当店で買って頂きたいものです。

お客様側の主張は・・・

客「で、あの、私どもではあんな欠けになりませんし、金づちでもなければ・・・」
私「うーん、現場を見ていないので何とも言えませんが、石ってぶつかると簡単に欠けてしまいますよ?」
私「どなたかご親族がお掃除の際にとか、カラスのイタズラだとか、台風時の飛来物だとか、色々考えられますが・・・」
客「そんな欠けじゃありません!」
私「えーっと、では確認してパテで補修でもしておきましょうか?」
客「はい、そうですね。お願いします」

これ、要は「石屋のお前が埋葬の前後で壊したんだろ」と、
そして「無償交換が当り前だろ」と、
そういう主張なんですよね・・・

まぁ、そう疑いの目で見られていたのは、
非常に分かりましたが、
この時は現場の状況も全く未確認でしたから、
穏便に済ませて終わりにしました。

でも・・・

現場を確認した結果

現地に行って確認した所、
確かに香炉の後ろ側が欠けています。

ただ、その欠けっぷりは結構なもの(5cm程度)で、
そんなに欠いたら、衝撃や音で確実に気付くレベル。
大分派手にいかなきゃ、こうはなりません。

埋葬時に私がウッカリ!などしてしまえば、
施主様家族みなさん分かるでしょうし、
なにより私が分かります。

埋葬後の目地止め時にやってしまったのを隠ぺいした?
まさかwww

後々のトラブルになることは必須でしょう。

そんなのやったら無償交換は当たり前です。
香炉なんか仕入れ値で言えば数万もしませんから。
それで無用なトラブルを防ぎ、
非を詫びることが出来るなら安いものです。

香炉の後ろの石にも、
小さく欠け(1cm程度)が見て取れましたので、
おそらくは香炉を何かの拍子に動かした時に、
すべって後ろの石にぶつけたのだろう、と予測が出来ます。

特に下が雨などで濡れている時とか、
花に水を入れた拍子に水をこぼしたとか、
お墓のお掃除で濡らしてしまったとか、
濡れると石は簡単に滑ってしまうので、
その拍子に『カン!』なんてこは簡単に起こり得るでしょう。

そしてその傷は【非常に古い物】でした。
石のキズって見た目で簡単に新しいのか古いのか分かるんですよね。

鏡面磨きされている面は汚れも付着しにくいですが、
反対にザラザラのキズの面は汚れが非常に付着しやすいんです。
(ツルツルの面よりザラザラの面の方が表面積が増えるので)

ですから、
新しいキズであれば、
白っぽくて分かります。

やったばかりであるというのが分かる訳ですね。

そんな古い傷について、
大分経った現在、
無償で交換しろと言われても困ってしまいます。

そして埋葬日は戒名彫刻のご命日から推測でき、
丁度4年前程度であることが分かりました。

要はお客様曰く、
「埋葬時にお前が壊したんだろ!」
という主張になります。

いやいやいや、4年間お墓参りに来なかったんですか?って話ですよ。

それにですよ、
日野公園墓地内は特に門限も無ければ、
人の出入りも自由です。

4年間、人の出入りが自由だった、とも言い換えられます。
イタズラよりも先に、
いきなり当店に嫌疑をかけられたら、
それはもうコチラも怒り心頭ですよ。

後日TELすると・・・

とはいえ、
譲歩案として出したパテ埋め、
これくらいは無償でやってあげてもいいかな、と思っておりました。
(本当は私の人件費、材料代もかかるんですけどね)

私「大分派手にいっていますね~。欠けが大きいのでパテでうまくいかないかもしれませんが、応急で補修しておきますね」
妹「あ、はい、そうですか。よろしくお願いします」

あれ?今度は案外素直だな?と。
昨日の感じとのギャップに違和感が・・・

はい、やはりその違和感は的中し、
数十分後・・・
違う番号から・・・

姉「ちょっと!私!パテなんて納得できませんから!!!!」
私「いやいや、待ってくださいよ、ではあくまでアナタは私がやったと、こう言いたい訳ですね?」
私「もし私がやっていれば気付くのは当たり前ですし、そんなことでトラブルを招くくらいなら初めから交換しますよ」

いきなり怒りMAXの電話ですw

姉「私たちはやってないですから!!!交換して当り前でしょう!」
私「だから、どなたか親族の方がやったんじゃないですか?」
姉「私たち以外いかないもの!」

いきなり喧嘩腰ですから、
私の方も軽くヒートしてしまいましたw

私「あのー、では言いますけど、最後にお墓参り来たのはいつです?」
姉「お正月よ!」

これもアヤシイんですよね。
直接クレームに来た時は、
『大分お墓参りに来ていなかった』ということを仰っていました。
お彼岸の3月に対してお正月じゃ、
たったの2か月前です。

『大分』という言葉の期間には、
大いに主観的な部分が入ってきますが、
それでもお墓参りにおける2か月って、
『大分』な話ではありませんよね。

むしろよくお参りしている方です。

明らかに言っていることがオカシイです。

私「・・・その時にキズはなかったんですか?」
姉「・・あった、ような・・」
私「そもそも埋葬したのって、いつですか?」
姉「2年前よ!」
私「【4年前】ですよ。その間、全然お参りに来なかったんですか?」

上記したように、
彫刻にて確認済みですし、
顧客リストにも何年に埋葬したのか確認が出来ました。

姉「とにかく納得できません!!!」
私「もう、ね道理が通りませんよ、それじゃ。もうパテ埋めもしないでいいですね?」
姉「結構よっ!!!」

喧嘩別れ?というヤツでしょうか(笑)

顧客を1人失ったようなものですが、
それでも毅然な態度は崩したくありません。

お金(香炉代)が惜しいのではなく、
モラルの問題ですね。

これは保証書があろうがなかろうが関係ない問題です。

 

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まとめ

今回のケースまで「保証しろ!」と訴えるような顧客であれば、
お客様がお店を選ぶことと同じように、
当店の方でお客様を選ばせて頂きます。

何でもかんでも都合の良いように対応してしまっていては、
私どもが路頭に迷ってしまいますからね(笑)

そうなってしまうと、
真っ当にお世話になっているお客様方に、
保証を出来なくなってしまいますから。

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