アナタは『お墓に使う石材』と聞いたら、どこ産が多いと思いますか?
国産?
えぇ、もちろん国産の石材も広く使用されています。
しかし現状では、その高値から国産材を使用するお墓は、マイノリティと言わざるを得ません。
その理由は何と言っても、中国産御影石の【安さ】によるものと言えます。
では、お墓に使う石材は中国産だけなのでしょうか。
いいえ、もう一か国、代表的な墓石材の輸入国があります。
それはインド。
インド産の御影石が、日本では墓石材として好まれているのです。
発展途上国であるインド。
やはり中国産と同じく、安さによって人気があるのでしょうか。
ということで、
お墓用インド産御影石【価格】はどれくらい?墓石材に最適だった【意外な特徴】とは
をお伝えします。
インド産御影石の価格帯はどれくらい?
インド産御影石って言われても、消費者目線では、その価格は全く未知数ですよね!
はい、石屋目線から言わせて頂きますと、【中から上】といった具合です。
インド産材は、価格帯として、広く分布しています。
安い物は中国産の高額な石材と同程度ですし、高級な物は国産の中程度の墓石材より、はるかに高額です。
まぁ当り前ですが、インド産石材にも【ピンキリ】が存在するのです。
総じて言えることは、下は中程度の価格から、上は高級な部類の石材まで存在する、ということでしょうか。
「中国産の石を使うには安すぎる。」
「でも国産の上等な石を使うには予算が足りない・・・」
そんな方にはうってつけの石材です。
そして値段もさることながら、その石の質は他の産地をよせつけない特徴も併せ持っています。
インド産御影石の特徴!
インド産の墓石材には優れた特徴があります。
これはインドで採れる石材全般に言えることです。
その特徴とは。
- 石の密度が非常に高く、非常に硬質である
- 吸水率が低く経年変化に強い
- 石目や風合いなど多様な石種が存在する
- 硬い=丈夫
- 吸水率の低さ=汚れにくさ
- 経年変化=お墓の持ち具合
- 石目や風味の多様性=墓石材としての選択肢の広さ
このようになります。
インド産材は汚れにくく硬くて丈夫だ、ということですね。
インドの石では、白・赤・緑・黒と多様な色合いや風味の石が存在しており、かつ、そのどれもが優れた品質を誇る石ばかりなのです。
クンナムって石材は聞いたことがありませんか?
黒御影石の中では、スウェーデン産のファイングレインの次に最高級な石材です。
クンナムを始め、PTRなどの黒御影石、そして、M1-Hを代表とする、Mシリーズの緑系石材。
そして見た目のインパクトが最大な、赤御影石。
インド赤やニューインペリアルレッド、などの石種を揃えています。
まとめ
私は、ご予算に余裕がある方には、特にインド産材を進めています。
もちろん国産材は私も好きですし、美しいと思いますが・・・
それ以上に、クンナムやM1-Hの、素晴らしさ、間違いのなさが安心ですね。
インド産材、新規にお墓を建てる際には、要チェック項目のひとつとして考えて良いと思います。