今回はそんな土間コンの工事について、
考えてみたいと思います。
ということで、
墓地の土間コンクリート工事『厚みや鉄筋は必要?』
をお送りします。
なぜかと言うと、
外部の石屋さん?基礎屋さん?
が工事をしているのが見えたんですよね。
その施工方法を見て、
ちょーーっと、疑問に思ってしまいましたので、
考えてみたいと思います。
お墓の土間コン工事の目的
墓地内の土間にコンクリートを施工する工事ですが、
その主たる目的は、
【墓地内に草が生えるのを止めること】
です。
それ以上でもそれ以下でもありません。
基礎工事などと同じく、
コンクリートを施工する訳ですが、
強度は必要としていない訳です。
重量物が上に乗る訳ではありませんからね。
それに強度の話で言えば、
コンクリートではなく、
モルタルでも構わないとさえ思います。
※コンクリートは粗骨材(=砂利)を加えたモルタル。モルタルより強い。
※モルタルはセメントとコンクリートを合わせた物。据付時などに使われる。
墓地内の草を止める目的であるなら、
しっかりと隙間なく打設さえしてあれば、
強度は必要ないのです。
コンクリートの厚み
コンクリートの厚みだって、
せいぜい10cmもあれば良いんじゃないでしょうか。
(3寸~4寸といった所ですね。)
繰り返しになりますが、
強度は必要ありませんから。
まぁ余りに薄いと、
割れてしまうリスクがあるので、
多少の厚みは必要ですが、
人が歩く程度に耐えられれば良いのです。
土間に鉄筋コンクリート?
なんでここまで、
くどく説明するかと言いますと(笑)
今回の業者さんが行っていたのが、
遠目からですが、
5寸以上(15cm以上)掘り込んだ上に、
【鉄筋!】・・・とまでは言いませんが、
ワイヤーメッシュを入れていたんですね。
※ワイヤーメッシュとは、鉄筋よりも口径の小さい、
簡易的な鉄筋のこと。
えぇ~~?
そんな分厚く打った上に、
メッシュまで施工するの?
土間打ちでしょう?
確かに『絶対割れない!』でしょうけど、
必要ない施工に見えて仕方がありません。
それに冒頭で、
石屋だか基礎屋だか分からない、
と書いた理由は、
大仰に骨材の砂利をトラックいっぱいに積んでいたからです(笑)
「あー、また外部の業者が公募区画の基礎やってんのかなー」
って思ったんですよ。
でっかいコンクリートミキサーも積んでありましたからね。
まさか土間コン打ちで、
そんな量の打設をするとは思いませんでしたのでw
墓地区画は遠目に見ただけですが、
広いと言えば広いですが、
そこまで大きい区画ではありませんでしたしね。
(6㎡~8㎡くらい?)
大仰に施工する理由
なぜ、
そんなに大袈裟に施工をするのかと言えば、
えぇもちろん。
【施主様にいっぱいお金を使ってもらう為】
ですよねw
付加価値、付加価値で、
余計な仕事をして請求金額を上げる、
ということです。
うーむ。
「絶対に割れませんから、深く掘ってメッシュを入れましょう!」
うーむ。
私は必要ないと思いますけどねぇ。
そうする位なら、
要らん施工を省いて安くしてあげたいですけどね~。
うーん、
ホントに価値のある付加価値ならいいんですけどねぇ。
まとめ
あの施工で㎡いくらもらうのかが気になる所ですが、
ちょっと要らない金額だと私は思いますねぇ。
施工のお見積り相場が分からないことをいいことに、
ふんだくっているようにしか見えませんね。