今回は、
中国産御影石の、
G-663についてご紹介したいと思います。
中国産の御影石は、
数字表記が多くて混同しちゃいますね^^;
G-663という石は、
ピンク色の石になります。
ということで、
G-663とは?中国産ピンク(桜)御影石について
をお送りします。
石材店による別称
はい、決まりも決まって、
石材店や石問屋が正式名称とは、
異なる名称をつけている場合がございます。
それの理由については、
コチラの記事で書いています。
↓
G-663の別名としては、
- 桜御影
- 桃山
- ローズピンク
などなど。
中国産と銘打って、
ピンク色の石であれば、
十中八九がG-663です。
(なんかもっと暗めの石種もありましたがド忘れしましたw)
(あんまりキレイじゃないし)
G-663の特徴
G-663の硬さや吸水率は、
概ねG623と変わりません。
↓
要は可もなく不可もなく、
といったところでしょうか。
しかし、
白系統のG623やG614とは異なり、
【汚れには強い】です。
・・・・というか目立ちにくいだけなんですけどねw
(普通に汚れはしますw)
ベースがピンクですから、
黄色っぽいシミなんかは、
ついても全然分からないです。
黒ずみやコケなども、
白御影より目立たないでしょう。
石としての性能はそれとして、
最大の特徴は、
その色の鮮やかさと美しさです。
明るいピンク色は、
柔らかく優しいイメージですね。
「墓にピンクかよ!」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
驚くなかれ、
洋型墓に限らず、
【和型墓にも合う】んですよ。
最近建てられた方の画像がコチラ。
↓
ね?美しく優しいでしょう?
まぁそれもそのハズ。
ピンク御影石は、
伝統ある国産石でも存在していますからね。
663よりも、
色が濃い感じですが、
万成石(まんなりいし)と言います。
こちらが元祖【桜御影】なんです。
古くから使われている石ですので、
和型墓にも多く見られる石ですね。
かの石原裕次郎や、
吉田茂などの墓石も、
この万成石で建墓されています。
しかし、
お値段はブン高いので、
今使いたい!という方はお財布に余裕のある方でないと、
かなり厳しいかもしれません。
G-663の価格は?
先の万成石とは異なり、
G-663はかなり【安価】です。
その安さは、
G-623に次ぐお値段。
「墓石もスタンダートの物じゃな~。」
「一つくらいグレード上げたい」
そんな時には、
G-663はお手頃な石種と言えますね。
G-663の欠点
ただし、
G-663にも欠点が存在します。
汚れは目立ちにくいのですが・・・
中国で色むらを潰している可能性があるんですよね。
白玉(シロダマ)とか黒玉(クロダマ)などと言いますが、
色が極端によってしまっている部分があるのです。
天然の鉱石ですからね、
致し方ない部分なのですが、
それはそれとして。
中国加工の段階で、
その色を塗ってしまう場合があるのですよね。
結果、建墓時はピカピカに綺麗なピンクだったのが、
「あれ?こんなところに白玉出てたっけ?」
みたいな事態になりかねません。
こればっかりは、
出るか出ないかは、
天然の物ですから、
必ずしも出るとは言えませんし、
必ずしも出ないとも言えないんですねぇ。
そういった余計なことはしないように、
極力は指示してはいるんですけどね^^;
もし663でご検討の際には、
そういったリスクも踏まえた方が良いですね。
まとめ
G-663についてまとめてきました。
特に洋型墓などには人気の石種ですし、
外柵や丘カロート合わせての総造りでも、
お見積り額を低めに抑えることが出来るので、
結構人気な石種です。
建墓の際にはご検討ください。